2011年09月19日
急性緑内障発作はめったにない!
◆急性緑内障発作はめったにない◆
閉塞隅角緑内障から急性発作をおこすことは、めったにありません。
たいていの閉塞隅角緑内障は、隅角が閉じたり開いたりを繰り返します。
ちょっとした発作が起きては、おさまるといった感じです。とくに自覚症状がない人もいます。
しかし閉塞隅角緑内障の場合、いつ隅角が完全に閉じて「急性緑内障発作」をおこすともかぎりません。
そのため閉塞隅角緑内障と判明すると、点眼治療は行なわず、レーザー治療が主体になります。
レーザーで虹彩に穴をあける「レーザー虹彩切開術」によって、とりあえず房水の排出経路を確保し、流れをよくするのです。
◆急性緑内障とは◆
急性緑内障とは、隅角が完全にふさがれるために、眼圧が急激に上昇する症状です。しかし急性緑内障がおきるのは、閉塞隅角緑内障のうちの、ほんの数パーセントです。
急性緑内障の症状には、目の痛み、充血といった眼科的なものがあります。
注意すべき点は、目だけではなく、「頭痛」や「吐き気」といった”内科的、脳外科的な症状”もあらわれるということ。
なかには勘違いして、眼科以外で診察をしているうちに手遅れになるケースがあるため、要注意です。
緑内障の急性発作を放置していると、数日のうちに失明にいたります。
一晩で失明することもあります。
しかし早急に眼科で処置をうければ、失明をまぬがれることができます。
◆閉塞隅角緑内障とは◆
閉塞隅角緑内障は、原因のわからない「原発緑内障」のうちのひとつです。
閉塞隅角緑内障は、虹彩(こうさい)と角膜の間にある「隅角(ぐうかく)」が閉じるタイプの緑内障です。緑内障全体のなかでは、ほんのわずかです。
閉塞隅角緑内障は、一刻を要する症状です。
そのため、レーザーで虹彩に穴をあける「レーザー虹彩切開術」という手術を行ないます。
ちなみに原発緑内障のうちの、もうひとつのタイプである開放隅角緑内障の場合は、点眼薬の治療から開始します。
◆閉塞隅角緑内障になりやすい人◆
閉塞隅角緑内障は、生まれつき眼球の小さい人や遠視気味の人で、50代以降に多い症状です。女性は男性の2倍、かかりやすいといわれています。
遠視気味の人は、角膜から網膜までの長さ(眼軸)が短いために、隅角がせまくなっています。さらに、水晶体と虹彩の間隔もせまくなっています。
そのため、眼球内を循環している房水の流れがわるくなります。
さらに、年齢を重ねると水晶体が大きくなっていきます。
そのために、ますます虹彩と水晶体の間隔がせまくなり、房水がとどこおりがちになるのです。
◆隅角がふさがるメカニズム◆
隅角がふさがるのには理由があり、そこにいたるメカニズムが存在します。
まず、房水は毛様体でつくられます。
ページ最上部のイラストにあるように、房水は、水晶体と虹彩の間である「後眼房」から、虹彩と角膜の間である「前眼房」へと循環していきます。
しかし、遠視などの理由で眼球内がせまくなると、房水は、後眼房から前眼房へと抜けづらくなります。
すると房水が、虹彩を角膜のほうへと押すような感じになります。
これが原因で、角膜と虹彩の間の「隅角」がふさがってしまうのです。
ちょうど虹彩が、房水の排出口をふさぐ形になります。
自分が閉塞隅角緑内障であると気づかない人が、興奮したり、ストレスをためこんだり、急に暗いところへ行くと危険です。
たとえば明るい部屋から、いきなり暗い部屋などへ入ると、光を多く取り込もうとして瞳孔(どうこう)が広がります。瞳孔が広がると虹彩の根元がもりあがるので、一気に隅角が閉じてしまいます。
こうなると、房水の排出がさまたげられて急激に眼圧が上がり、急性緑内障の危険がでてきます。
目の手術 その前に!
急性緑内障について
緑内障とサプリメントについて
閉塞隅角緑内障から急性発作をおこすことは、めったにありません。
たいていの閉塞隅角緑内障は、隅角が閉じたり開いたりを繰り返します。
ちょっとした発作が起きては、おさまるといった感じです。とくに自覚症状がない人もいます。
しかし閉塞隅角緑内障の場合、いつ隅角が完全に閉じて「急性緑内障発作」をおこすともかぎりません。
そのため閉塞隅角緑内障と判明すると、点眼治療は行なわず、レーザー治療が主体になります。
レーザーで虹彩に穴をあける「レーザー虹彩切開術」によって、とりあえず房水の排出経路を確保し、流れをよくするのです。
◆急性緑内障とは◆
急性緑内障とは、隅角が完全にふさがれるために、眼圧が急激に上昇する症状です。しかし急性緑内障がおきるのは、閉塞隅角緑内障のうちの、ほんの数パーセントです。
急性緑内障の症状には、目の痛み、充血といった眼科的なものがあります。
注意すべき点は、目だけではなく、「頭痛」や「吐き気」といった”内科的、脳外科的な症状”もあらわれるということ。
なかには勘違いして、眼科以外で診察をしているうちに手遅れになるケースがあるため、要注意です。
緑内障の急性発作を放置していると、数日のうちに失明にいたります。
一晩で失明することもあります。
しかし早急に眼科で処置をうければ、失明をまぬがれることができます。
◆閉塞隅角緑内障とは◆
閉塞隅角緑内障は、原因のわからない「原発緑内障」のうちのひとつです。
閉塞隅角緑内障は、虹彩(こうさい)と角膜の間にある「隅角(ぐうかく)」が閉じるタイプの緑内障です。緑内障全体のなかでは、ほんのわずかです。
閉塞隅角緑内障は、一刻を要する症状です。
そのため、レーザーで虹彩に穴をあける「レーザー虹彩切開術」という手術を行ないます。
ちなみに原発緑内障のうちの、もうひとつのタイプである開放隅角緑内障の場合は、点眼薬の治療から開始します。
◆閉塞隅角緑内障になりやすい人◆
閉塞隅角緑内障は、生まれつき眼球の小さい人や遠視気味の人で、50代以降に多い症状です。女性は男性の2倍、かかりやすいといわれています。
遠視気味の人は、角膜から網膜までの長さ(眼軸)が短いために、隅角がせまくなっています。さらに、水晶体と虹彩の間隔もせまくなっています。
そのため、眼球内を循環している房水の流れがわるくなります。
さらに、年齢を重ねると水晶体が大きくなっていきます。
そのために、ますます虹彩と水晶体の間隔がせまくなり、房水がとどこおりがちになるのです。
◆隅角がふさがるメカニズム◆
隅角がふさがるのには理由があり、そこにいたるメカニズムが存在します。
まず、房水は毛様体でつくられます。
ページ最上部のイラストにあるように、房水は、水晶体と虹彩の間である「後眼房」から、虹彩と角膜の間である「前眼房」へと循環していきます。
しかし、遠視などの理由で眼球内がせまくなると、房水は、後眼房から前眼房へと抜けづらくなります。
すると房水が、虹彩を角膜のほうへと押すような感じになります。
これが原因で、角膜と虹彩の間の「隅角」がふさがってしまうのです。
ちょうど虹彩が、房水の排出口をふさぐ形になります。
自分が閉塞隅角緑内障であると気づかない人が、興奮したり、ストレスをためこんだり、急に暗いところへ行くと危険です。
たとえば明るい部屋から、いきなり暗い部屋などへ入ると、光を多く取り込もうとして瞳孔(どうこう)が広がります。瞳孔が広がると虹彩の根元がもりあがるので、一気に隅角が閉じてしまいます。
こうなると、房水の排出がさまたげられて急激に眼圧が上がり、急性緑内障の危険がでてきます。
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Posted by oiatemtp at 21:10│Comments(0)
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